キャッシュ(Cache)とクッキー(Cookie)

【キャッシュとクッキー】

キャッシュ(Cache)

webページ閲覧時に「ページ内容の一部」をPC内に記憶しておく機能。
再度同じページを閲覧する際に、「更新された部分以外」をPC内に記憶したデータを使用して表示することにより、表示速度を向上するための機能。
近年、通信速度の高速化により、効果が薄く感じられる。
また、サーバー側がファイルを同名で更新した時などに「同じ名前なので更新していない」と勘違いし、キャッシュを優先して表示してしまい、古いページのまま表示してしまう現象が起こることがある。
その場合、「キャッシュをクリアする」ことで解消できる。

 

 

クッキー(Cookie)

ユーザが入力したIDやパスワードなどの入力情報を暗号化してPC内に保存する機能。
ログイン時に入力の保管をしてくれるのでユーザによって便利な機能。
反面、複数人数でPCを使用する場合、本人以外がログインできてしまうため、注意が必要。
その場合、「クッキーをクリアする」、もしくは「クッキーを保存しない設定」にすることで解消できる。

一般的なログインページにログインする際のクッキーの流れ

  1. ログインページからユーザ名とパスワードをサーバに送信する。この時点でクッキーは使われていない。
  2. サーバは、ユーザ名とパスワードを確認し、ユーザーにカスタマイズされた「ログイン成功」のページを送信するとともに、ユーザー名とパスワードを(暗号化して)クッキーとして送信する。
  3. 次の閲覧からはブラウザがページ閲覧要求とともに先のクッキーを送信する。サーバはクッキー情報によってユーザにカスタマイズされたページを送信する。
  4. ログアウトをクリックすると、「ログアウト」のページとともに、空のクッキー情報を送信する。ブラウザは、先のクッキー情報を空のクッキー情報で上書きする。これにより最初のクッキー情報は消去される。

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