コンピュータの単位 ビットとバイト
私たちの普段の生活では10進数でものを数えるのが普通ですよね。0~9で次に桁が上がる。
コンピュータの世界では2進数が使用されています。
コンピュータの内部で、電流のオン、オフなどや電圧の高低差でデータを認識したり処理したりしています。このオン、オフの切り替えを1と0の組み合わせにして数値で表現しているのです。この表現方法を「バイナリ」といい、すべてのコンピュータがこの方法を使用しています。
この「0と1」をセットにして、「1ビット」と表現します。
この「1ビット」のセットを8セット集めると、「1バイト」もしくは「1B」と表現します。
1バイトになると、0と1のセットが8セット集まるわけですから、8桁の2進数で表現できることになります。
2進数で8桁あると、256通りの表現が可能になります。256通りの表現ができると半角英数字(大文字小文字)を表現するために必要な数を賄えますので、1バイトで半角英数字が表現できる。となります。
そのため、半角英数字を「1バイト文字」とも呼びます。
われわれ日本人はひらがな、カタカナ、漢字なども使用しますから、256通りでは足りなくなります。ひらがなとカタカナで約100字、常用漢字が約2000字ですので、これをすべて表現するためには2バイトが必要になります。
そのため、全角文字は「2バイト文字」とも呼びます。
たとえば、Windowsの「メモ帳」のソフトを使用し、文字を入力、保存すると、ほぼ文字数に応じた「バイト数」で保存されることになるのです。半角100文字を保存すると約「100バイト」となり、全角100文字を保存すると約「200バイト」がファイルサイズになります。
ただ、保存するのは文字だけではありませんよね。画像や動画など様々なファイルを保存しますが、そうなると文字だけのファイルとは比較できないほどの大きなファイスサイズになっていきます。その場合、「1000000バイト」「1000000B」と表現すると読みにくいため、大きなサイズ用に単位が用意されています。
単位 | サイズ | 読み方 |
---|---|---|
B(Byte) | 1B=1bit | バイト |
KB | 1KB=1024B | キロバイト |
MB | 1MB=1024KB | メガバイト |
GB | 1GB=1024MB | ギガバイト |
TB | 1TB=1024GB | テラバイト |
このように、「×1,024」ごとに単位が変わっていきます。
TBのあとは、「PB ペタバイト」「EB エクサバイト」「ZB ゼタバイト」「YB ヨタバイト」とサイズが大きくなっていきます。
あぁ、懐かしの8ビットマシン、ファミコン。