単焦点レンズとズームレンズの違い
焦点とは
焦点 = レンズや球面鏡のような回転対称の光学結像系の光軸に平行に入射した光線束が,屈折または反射後に,光軸上の1点に集る点。
単焦点レンズのメリットとデメリット
メリット
明るく高画質の撮影が容易。中に入っているレンズの枚数が少ないため、入ってくる「光」を遮るものが少ない。よって、明るさを保てることにより、高画質で撮影が可能。
被写体ぶれしにくい。仕組みも単純化でき、レンズ枚数も少ないため。
軽く、短い。仕組みも単純化でき、レンズ枚数も少ないため。
比較的安価から手に入る。明るく撮影できるレンズでズームレンズだと高価なものが多い。
デメリット
同じ画角のみ。ズームできないので、アップで撮るには自分が近づかないと撮れない。
レンズ交換回数が増える。近づけない被写体の場合など、レンズを変えないとアップが撮れないため。
荷物が増える。レンズ交換が必要になることが多くなるため、レンズ本数が増え、かさばる。
ズームレンズのメリットとデメリット
メリット
アップも引いた画も同じ立ち位置から撮影できる。レンズをひねるだけで自分が動く必要がない。
レンズ交換回数が減る。近づけない場所から撮影する場合も、近距離の場合も1本のレンズで撮影可能。
荷物が減る。頑張れば、1本でいろいろな撮影に対応できるため、かさばらない。
デメリット
暗く低画質になりがち。中に入っているレンズ枚数が多いため、「光」を遮る要素が多くなり、結果、写真が暗くなったり、明るさを保つためISOを無理に上げ、低画質になりやすくなる。
被写体ぶれしやすい。中のレンズも多くなるし、仕組みが複雑化しているため、ぶれやすくなる。
重く、長い。ズームさせる仕組みのため、望遠鏡のように長くなり、中の仕組みも複雑で部品も増え、レンズも増えて重い。
高額になりがち。明るく撮影できるズームレンズは高価になる。レンズが多いので暗くなるのを避けるため、とても高価な透明度の高いレンズを中に、装備する必要がある。
単焦点とズーム、結局どっちのレンズがいいのか
どちらもメリットデメリットがあるので、撮影する目的によって、持っていくレンズを選ぶ必要がありそう。
散歩で街の風景をとるだけなら、軽い単焦点を首からぶら下げて、気になるものを気軽に写すもよし。
運動会や発表会で、ステージに近づけないが、子供をアップで撮りたいときはズームレンズで対応。
旅行などは、どっちも持っていき、その日の予定により、レンズを選んで装備したり、頑張ってどっちも持ち歩く。
広角と望遠の違い
【被写体と、カメラの距離を同じ場所から比較した場合】
広角
写真に納まる範囲が広い。
大勢を写せる。
風景の全容を引きで撮れる。
近距離でも被写体全体を撮りやすい。
写真全体にピントが合いやすい。
端に写るものがゆがんでしまう。
望遠
アップで撮影できる。
被写体の表情などを大きく撮影できる。
風景の一部を切り取って撮れる。
被写体と離れていても、近く大きく撮れる。
ボケ実のある写真が撮りやすい。
ぶれやすい。